2015/05/25東京
森林浴でリフレッシュ
まもなく、6月ですね。関東地方の梅雨入りは、2013年は6月10日、2014年は6月5日で、今年も、そろそろといえば、そろそろですね。雨の日が多くなると、出かけられなくなりますが、6月から8月にかけて森の中では、ある成分が多くなるので、この季節が森林浴には最適な時期となるそうです。
その成分とは、「フィトンチッド(精油成分)」
森林浴の効果で「マイナスイオン」はよく耳にしても、「フィトンチッド」はあまり聞いたことがなかったです。
フィトンチッドは樹木が自らを外敵から守るために発する香りの成分で、揮発性が高く、抗菌、消臭、防虫などの効果があるとされているそうです。
特に私たちが体感するのが、爽やかさで、森林の中で新鮮な空気を感じるのもフィトンチッドの作用によるもので、消臭・脱臭効果は人の免疫系にも何らかの影響を与えているのではないかと考えられていて、ガン細胞を防ぐNK(ナチュラルキラー)細胞が増えるという結果や、リラックス効果も実証されてきているそうです。
森林の木々が木製品になっても、フィトンチッドの効果は持続して、木の家や木質の内装の部屋では、森林浴と同じような効果があると言われています。
部屋や浴室のカビ、家ダニなどへの防虫にも効果的で、特に抗菌作用は、病原菌にも有効。人体に安全な天然物質なので、副作用の心配もなく、殺菌効果や防腐効果があり、食品の鮮度を保つことにも役立っています。
昔の人はおにぎりを木の皮で包んでいました。柿の葉寿司、鱒寿司などの押し寿司は葉で包まれています。桜餅や柏餅、笹団子などもそうで、見た目の美しさだけでなく、フィトンチッドの鮮度保持効果、殺菌・防腐効果を利用しているとのこと。
フィトンチッドの効果は、森林まで出かけなくても、いろいろあるようですし、本格的な山、森林でなくても、近場の公園でも森林浴効果は充分。
都内で森林浴するなら、代々木公園や新宿御苑、明治神宮などで、森林浴の爽快感、リフレッシュ効果をためせるとよいなとおもいます。