パタンナーの実技試験について

2015/11/02東京

パタンナーの実技試験について

季節も秋が深まり、朝晩は少し寒くなってきました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。

今週はパタンナー職の新しいご求人がいくつかきておりますので、今回は多くの企業様がパタンナー職の採用時に行う実技試験についてお話したいと思います。

パタンナーの方々が転職される場合、ほとんどの企業様で面接の他に「パターンの実技試験」があります。
実技試験の内容は企業様により様々なのですが、一般的にはジャケットの半身トアル作成を半日以上の時間をかけて行うケースが多いようです。
また若手のパタンナーさんには、あえてスカートやブラウスの課題が出る場合もあります。実際に試験で使用するボディーは、各ブランドの年齢層に合ったボディーサイズのものが使用されるケースも多く、使い慣れてないサイズのボディーに苦労される方もいらっしゃるようです。
その他、絵型やサイズの記載のある課題をもらい、ご自宅でトアル作成をしたり、CADでパターンを引くCAD操作の実技試験などもあります。

実技試験のポイントとしては…
1、絵型やブランドの雰囲気に合ったシルエットを心掛ける
実技試験前には必ずそのブランドのショップを事前にリサーチして特徴をつかんでおきしょう。ご自身で事前にできる大事な試験対策ですので、時間を作ってぜひショップに足を運ぶようにしてください。

2、絵型のパーツや仕様を理解する
ポケットやベンツ、切り替えなどの正確性はとくに大事です!
 
3、決められた時間内に仕上げること
試験ですので時間内に仕上げるのは当然のことではありますが、もし時間内に仕上げられなかった場合でも、そこで諦めてしまわず、多少お時間を延長してもらえるよう頼んでみてください。企業様によっては時間を延長していただける場合もあるようですので、最後まで諦めないことも大事です。

4、実技試験終了時にはきちっとお借りした場所を片付けましょう!
ピンが落ちていないか、消しゴムのかすが残っていないか、試験が終わったことにほっとしてしまい、こういった細かい事に気づかない方も多いようですが、企業様は最後までしっかり見ています。最後まで気を引き締めて片付けは忘れずに

以上、今回お伝えしたポイントは、基本的な【実技試験で押さえるべきポイント】となります。
パタンナーの皆様、今まで培ってこられた経験を活かし、頑張って試験を乗り切りましょう