転職の際に気を付けたい事~源泉徴収票について~

2016/11/18東京

転職の際に気を付けたい事~源泉徴収票について~

もうすぐ、12月。
毎年この時期になると、ほとんどの会社で年末調整が行われます。
弊社でも先日、記入用紙が配布され、昨年の事を思い出しながら、私も記入しています。

会社勤めをしていると、保険料支払いの証明書を揃えておけば、後は簡単な記入をするだけで、会社が手続きをしてくれるので助かりますね

一方で『会社勤めをしているから、年末調整をしなくちゃいけないのかな?』とも考えがちですが、転職したり退職した人でも、年末調整は行う必要があります。
『前の会社の給料なんか関係ない!』と思ってはいけないのです
まずは、転職前の勤務先から『給与所得の源泉徴収票』を受け取るようにしておきましょう。

年末調整とは、一年間の所得に基づいて支払う所得税の金額を、年末になって過不足を調整する作業なので前の会社、新しい会社、途中でアルバイト収入などがあった場合はそれも併せて、一年分の全ての所得証明が必要になるのです。

面倒に感じるかもしれませんが、証明書を揃えて、新しい会社に提出する事で一年の途中で転職した場合も年末調整の手続きをしてもらえるケースが多いです。

必要な書類が揃わなかった場合は自分で確定申告をしなければいけません。
毎年会社で年末調整をしている人には慣れない事もあり、更に面倒で大変なので、早めに用意しておきたいですね。

【ポイント】
  • 退職前の会社の源泉徴収票を受け取りましょう。
  • 受け取った源泉徴収票は大事に保管しておきましょう。

又、年末調整には関係なく、転職を考えている人にとって【年収】は重要なポイントだと思います。
転職活動中の面接や年収交渉の際にも、前職年収の確認はありますし、源泉徴収票の提出を求められる事もあります。
感覚的に日常生活では、手取り給与金額で自分の金銭感覚をイメージしてしまいがちですが『税金を含めた総所得は思っていたより多かった』という方は意外と多いはずです。

必要な時に『何処にあるのか分からない/失くしてしまった』という事にならないように、また自分の収入がしっかり把握出来ていなかったために【不利な年収交渉】となってしまわないように、いま転職活動中の方も、検討中の方も含めて、受け取った源泉徴収票は大事にとっておいてくださいね。