データでみるアパレル転職(6)求人数の推移~職種別編~

2020/11/20東京

データでみるアパレル転職(6)求人数の推移~職種別編~

【データでみるアパレル転職】

求人数の推移~職種別編~
求人状況へのお問い合わせが多くなっています。
緊急事態宣言(東京4/7~5/25)を経て求人数はどう変わったのか、代表的な3職種(デザイナー、パタンナー、生産管理)の2018年1月~2020年9月までの月別新規求人数を比較し、現在の状況をお伝えしたいと思います。


【デザイナー】
緊急事態宣言の間は、求人が少なくなりましたが、以前から比較的、求人数に安定感がある職種と言えます。
ここ10年来、アパレル(自社ブランド展開)企業からOEM/ODM企業へ企画を移す傾向が更に強くなり、ODM企業の求人は、カジュアル系企画をメインにしたものが安定的にでている状況です。

一方、アパレル企業の求人は、提案力に期待する求人となっています。
また、比較的、業績の安定してるユニフォーム会社から求人が増えています。
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【パタンナー】
パタンナー求人は、ここ数年、減少傾向になっていましたが、今回、一番影響がでた職種かもしれません。
大手アパレルの事業が終了となり、ベテランクラスの方々が求職活動をされていますが、狭き門となってしまっています。
この流れを受けて、パタンナーからOEMの品質生産管理へ移る方もいる状況となっています。

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【生産管理】
OEM/ODMによるものづくりに流れが大き変わって10年以上になり、OEM/ODM企業から安定した求人数がありましたが、今年2月の中国の状況と、その後の日本市況の影響を受け、求人数が減少しました。

現在も以前の数に戻っていない状況ではありますが、引き続き、企画生産管理がOEM/ODMに移行していますので、早めに回復することが予想されます。
現状、即戦力となる経験者を対象にした営業兼生産管理、レディス・子供服の企画生産管理などのご求人がメインになっています。

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コロナ禍で先が見えない状況が続き、安定した求人数になるには、もう暫く時間がかかりそうですが、興味ある求人がでた時の為に、職務経歴書や企画資料の見直し等の準備をすすめておくことが大切ですね。

準備へのご相談等ございましたら、お気軽にご連絡ください。