2021/02/25東京
データでみるアパレル転職(8)アパレル:OEM/ODM 求人数の変化
アパレル:OEM/ODM 求人数の変化
今回は、アパレル企業とOEM/ODM企業の求人数の比率についてお伝えしたいと思います。
15年程前からOEMの生産管理の求人が増え始め、現在はODMを含めて、デザイナー/パタンナーの求人も多くなっています。
アパレル企業の不振が続き、コストを抑える海外生産が主流になるにつれ、ものづくりは、アパレル企業からOEM/ODM企業へと変化してきています。
求人数では、どの様に変化しているのか、2018年から2020年の推移を纏めました。
【求人数全体の傾向】
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2020年は、アパレル45%、OEM/ODM55%となり、それまでの比率から逆転しました。
ものづくりがアパレルからOEM/ODMへ移行している傾向が続いていることを表す結果となりました。
コロナ禍でもOEM/ODMの求人は、比較的、影響がでにくかったことを示してします。
先日、日鉄物産と三井物産の繊維事業が統合されることが発表されました。
大手商社では大きな変化がおきています。
アパレル企業との関係性も変わっていくことが予想され、求人の変化にもつながるかと思われます。
次回は、職種別(デザイナー、パタンナー、生産管理)のデータをお伝えします。
コロナ禍で先が見えない状況が続き、安定した求人数になるには、もう暫く時間がかかりそうですが、興味ある求人がでた時の為に、職務経歴書や企画資料の見直し等の準備をすすめておくことが大切ですね。
準備へのご相談等ございましたら、お気軽にご連絡ください。