データでみるアパレル転職(11)~入社時の平均年俸額と平均年齢~

2021/05/26東京

データでみるアパレル転職(11)~入社時の平均年俸額と平均年齢~

~入社時の平均年俸額と平均年齢~

今回は、過去3年間(2018年4月~2021年3月)に、弊社のサービスで入社いただいた方々の入社時の平均年俸額と平均年齢についてご案内します。
職種別(デザイナー職/パタンナー職/生産管理)に、アパレル(自社ブランド)企業とOEM/ODM企業に分けて集計しました。
昨年来、アパレル業界の業績が厳しく、皆様へも、その影響が出てきているのではないかと思います。
ご自身のご年齢、ご年俸とあわせてご覧ください。
※データは、フルタイム勤務の方を対象としています



※画像をクリックすると大きな画像が表示されます。

 
【デザイナー】
デザイナーは、アパレルとOEM/ODMで年俸額に違いがありますが、これはアパレルのチーフデザイナーが平均年俸額を引き上げていることが理由になります。
チーフ職は、経験や実績が評価されますので、必然的に年齢が高めの方が多く、平均年齢と年俸額に反映されています。
アパレルのチーフ以外の方とOEM/ODMデザイナーは、年齢、年俸額共に、ほぼ同じ状況となっています。

【パタンナー】
パタンナーはアパレルよりもOEM/ODMのほうが若干、年齢と年俸が高めです。
これは、OEM/ODM企業が品質レベルを上げる為に、経験値の高いパタンナーを採用する傾向があるためです。
パターン作成だけではなく、検品や縫製指導の経験や知識への期待値が高くなっていることが表れています。

【生産管理】
生産管理は、アパレルの年俸額が高くなっていますが、これはクリエーター系ブランド企業が平均年俸を引き上げた結果となっています。
直近では、OEM/ODM企業の年俸額が上昇傾向にあります。
また、以前、お伝えした様にアパレル系の求人数が減少してきている状況で、益々、ものづくりがOEM/ODM企業へ移行していることが伺えます。


コロナによる影響で多くのアパレル企業の業績が悪化しており、皆様の年俸にも影響がでているかと思います。
新規採用の条件としても、以前の様なアップを期待することは難しい状況ですが、ご年齢と年俸額のデータを参考にしていただき、転職の条件等をお気軽に相談いただければと思います。
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