厚生労働省「共育(ともいく)プロジェクト」について

2025/08/21東京

厚生労働省「共育(ともいく)プロジェクト」について

厚生労働省は、今年7月、「共育トモイクプロジェクト」の開始を発表しました。
これは、共働き・共育て推進事業として、引き続き男性の育児休業の取得促進を図りながら、男女の家事・育児分担の見直しの具体的な「きっかけ」とすること、男性の家事・育児参画を阻害している「長時間労働の是正」等に取り組んでいくことを普及啓蒙するプロジェクトとのことです。

厚生労働省の調べでは、若年社会人の7割以上が、家事・育児・育休取得に性別は関係ないと考えているとのことですが、一方で「共育」には社会や職場の支援が必要と考えているそうです。
男性の育児休業取得率は30.1%(令和5年度)で、これを40.5%にすることを目標としています。
また、今年4月から従業員300人超の企業にも男性労働者の育児休業取得率等の公表が義務づけられました。

「共育トモイクプロジェクト」では、共働き・共育ての推進のため、「職場」や「家庭」におけるいわゆる“ワンオペ”の実態を変え、男女ともに誰もが希望に応じて仕事と家事・育児を両立し、「共に育てる」に取り組める社会を目指し、特に、”企業”へのアプローチを主軸に、雇用環境・職場風土の改善等、多くの企業が「共育て」しやすい環境作りに積極的に取り組めるよう、普及啓発活動を行うとのことです。

アパレル業界は女性が多い業界ですが、育児の為に時短のお仕事を希望される方が多くいらっしゃいます。
男性が積極的に育児・家事を行ない、女性の仕事やキャリア形成に良い影響となることを期待したいと思います。


厚生労働省「共育プロジェクト」
https://tomoiku.mhlw.go.jp/

厚生労働省「イクメンプロジェクト」
https://ikumen-project.mhlw.go.jp/